最近のゲーム業界は、以前と比べるとその規模が膨大になっています。
数十人〜数百人の開発人員を数年に渡って専従させてやっと完成、なんて対策も珍しくありません。
コンシューマは特にそうですが、PCゲームでもその傾向はあります。
海外のFPSなどはコンシューマと同規模の開発体制も珍しくありません。
日本ではPCゲームというとほぼアダルトゲームと同一視されるような状態ですが、こっちは人数を増やすのもさることながら徹底的に効率化を図って短いスパンでリリースするという傾向の方が強いですね。
さて、そういう中での小規模ゲーム開発というと、今では同人ゲームの世界か、フリーゲーム、Flashなどのネット公開するものが中心となっているようです。
こういうのも悪くありませんが、どうせならコンシューマゲームとして発表できるような環境だと面白そうですよね?
一発ネタみたいなパズルやシューティングだったら、グラフィックに凝らなければ一人でも製作できるかもしれません。
それがゲーム機でプレイできたら面白いと思いませんか?
ちょっと前まではそんなの夢物語でしたが、今では、それが可能となっています。
Microsoftのゲーム機XBox360は日本ではマイナーですが、アメリカではかなりの人気があり、コミュニティも育ってきています。
このXBox360用の開発環境というのが、フリーソフトとして公開されています。
VisualStudioの無料版にXBox360用の追加ソフトを入れることで、
ただし、落ちとして開発したものを実機上で動かすには有料の開発フォーラムに加入する必要があります。
しかも他人が開発したソフトを自分のところで動かすのにもいろいろと面倒な作業が必要になります。
ちょっと敷居が高くなりますが、開発だけに下手なことやってハードを壊したりデータを消したりされるよりは安全策なのかもしれません。
そして、もうひとつ面白そうなものがあります。
それがWiiバーチャルコンソール用ソフトの開発
こっちはまだまだ環境も何もありませんが、可能性としては面白そうだというところです。
先ほど書いたように、最近ではゲームの規模が肥大化しています。とはいえ、シンプルなゲームなら二昔前のゲーム機でも十分。
だったらいっそそういう環境用に新作を発表するというのもアリですよね。
特にバーチャルコンソールは、現役ゲーム機で利用できるサービスですから、新作として認識してもらえるかもしれません。
昔のゲーム機であれば、エミュレータを使用した開発なんて手法もできるでしょう。
そういう環境まで含めてリリースされれば、新しいコミュニティができるかもしれませんね。
とはいえ、きっと今と比べると遥かに低級の環境になるだろうから、プログラムだけでも一苦労かもしれません。
アセンブラやニモニックを直叩きするなんてプログラミングは逆にできないプログラマも多そうな気はしますね(笑)
こういう、シンプルなアイデア勝負のゲームなら、個人で製作するのも可能ではないでしょうか。
そして、そういうのを何かしらの形で流通させることができたら、何か面白いことがおきるかも?

Wii
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2006/12/02
- メディア: ビデオゲーム